TITOの陶器作りの技術





1. 成形: 足踏み轆轤(ろくろ)使用 *現在では見かける事も少ない足踏みろくろを彼は今でも使い続けている。

2. 弱乾燥: 秋冬はスペインの穏やかな日差しの中で、夏は木陰で丁寧に乾燥させていく。

3. 柄付け: 柄を付けたり、高台(器の底)を一つ一つ丁寧に整えていく。

4. 装飾: 化粧泥の塗装(化粧泥とは、陶土をベースに作られた装飾用の色土のこと。) ・緑色の化粧泥はウベダ独特の酸化銅を使用 ・青色の化粧泥は酸化コバルトを使用 ・白化粧泥は酸化物は含まれていない。

5. 化粧泥後の乾燥: 指で触れても指紋がつかないくらいまで乾かす。ただし、まだ簡単に錐のような先端が尖った物で模様がほれる位の硬さまで。

6. 装飾: 装飾用小道具を使い作品を彫っていく。下地の土色と化粧泥の違いを遊んでいく。

7. 透かし模様作り: 元は、アラビア人の陶技術であった。(スペインは、8世紀からアラビア人によって侵略されていたため、特に、南に位置するアンダルシア地方はアラブの影響が強い。)この技術は、香草等を焼く際に使用される器に使われていた。

8. 乾燥: 完全自然乾燥

9. 絵付け: 白化粧泥の上に酸化銅、酸化マグネシウム、酸化コバルトで絵付していく。幾何学模様のほかに。自然をモチーフにした装飾、ドリッピング(雨のしずくのように筆で色を振り落とす手法)、ベンディシオン(器を焼いた時、数色が偶然に熱でそれらの色が溶け合う手法)等も取り入れられている。

10. 施釉: 絵付けが終了した段階で透明釉薬をかけていく。釉薬とは、陶芸に使われる上薬のことで、焼いた時に溶けて装飾をコーティングし、陶器が耐水性になるガラスのような働きをするものである。

11. 窯入れ: 今までの段階を経て器が絶える強度、耐水性を持った新しい素材に変わるまで必要な時間、1000度に至る温度で焼き付けを進めていく。





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